モンゴル自由連盟党

2011年10月02日掲載

本日10月1日、中華人民共和国は建国より62周年が経過した。建国以降、中華人民共和国による侵略、弾圧の歴史に翻弄されてきたモンゴル、ウイグル、チベットの三民族は、元来中国とは別の歴史、伝統、民族の文化を育んできた民族である。

しかし、現在は、中国共産党による一党独裁体制のもとで、民族独自の言語、歴史、伝統、文化が破壊されている。民族言語による教育は制限され、民族文化の根幹を成す宗教活動の権利も奪われ、先祖より引き継いできた故郷の環境は見る影も無い。そして、このような中国の横暴に抗議する人々は逮捕され、拷問を受け、生命の危険に晒されている。

中国共産党の手によって、南モンゴル、東トルキスタン、チベットが侵略されてから既に60年以上の月日が経過し、この間、我々三民族は、大躍進政策や文化大革命、核実験、さらにはあらゆる民族浄化政策に晒され、多くの罪のない仲間が捕らえられ、多くの命が失われた。

そして、今もなお、その現状から我々が解放される状況にはなっていない。寧ろ、本年に入ってからも、南モンゴルでは失われた自然に抗議する仲間の声は治安部隊の銃声に掻き消され、チベットでは、長年の宗教弾圧に対し僧侶が焼身自殺をして抗議を行い、東トルキスタンでは他国に逃れたウイグル人が中国当局の圧力に屈した東南アジア・中央アジア各国から強制送還されている。中国共産党による民族浄化は、今日この瞬間も途切れることなく続いているのである。

さらに、我々が訴えなければならないのは中国共産党が62年に渡り行ってきた「民族政策」なるものは、完全に失敗であったということである。中国共産党が我々の仲間を捕らえ、死刑や長期の懲役刑を課しても、なお我々民族が抗議の声を上げ続けていることを見れば、明白である。今後、中国共産党がどのような政策を取ろうとも、真の自由を獲得しようとする我々の声を、その意志を止める事は出来ない。

改めて中国共産党が行ってきた政策に対し、強く抗議の意志を示し、この日本から我々三つの民族が声を上げ、中国共産党の独裁から解放される其の日まで、抗議の声を上げ続けることをここに宣言する。

平成23年10月1日 

モンゴル自由連盟党
日本ウイグル協会
チベット問題を考える会
内モンゴル人民党
 





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