真の多民族共生を考える、チベット・南モンゴル・ウイグル三民族連帯シンポジウム決議文私達は本日、東京にて、「真の多民族共生を考える、チベット・モンゴル・ウイグル三民族連帯シンポジウム」に参加した。ここで訴えられた三民族の現状は、現中国共産党の一党
独裁体制のもと、民族独自の言語、歴史伝統、文化が破壊され、当然の権利である民族自決権を主張しただけでテロリストと見なされて弾圧を受ける、まさに民族浄化政策と呼ぶべき暴政の支配下にあることが判明した。
しかも、中国共産党政府は、これら民族の生活圏環境を徹底的に破壊し、民族は固有の生活伝統を維持できないだけではなく、核実験によるおびただしい人的災害を引き起こしている。
かって東西文明の豊かな交流をもたらしたシルクロードは、今や核汚染の危機に晒されているのだ。この事態は特にウイグルにおいて顕著であり、未来の子ども達への二次災害の恐れも危惧されている。私達は、この残酷な悲劇の根源は中国共産党政権の独裁体制にあるものと見なす。中国共産党政権は、言論の自由、結社の自由、民主主義の確立、そして民族自決権を承認し各民族の独立権を認めない限り、最早政権の座に留まることは許されない。そして、この様な民族浄化政策や環境破壊政策を国是とする中国は、国連の安保常任理事国としての資格はなく、国際社会は速やかに中国共産党政権に対し抗議と制裁の意志を示すべきである。
そして、自由と民主主義の価値を尊重し、民族自決権を歴史的に当然の権利と考え、かつ世界の環境改善に力を尽くす意志を持つ我が日本国政府並びに日本国民は、隣国中国で繰り広げられているこの現状を座視することは許されない。私たちは中国政府及び日本国政府に対し、以下のことを要請する。
1、中国共産党政権は一党独裁体制をやめ、言論の自由、結社の自由、民主主義の確立、そして民族自決権を承認せよ。
2、中国共産党政権は核汚染の恐れのある核実験を全面停止し、国際的な調査団による汚染状況の調査と適切な措置を受け入れよ。
3、日本国政府は、中国政府が上記2項目の姿勢を実行する事を求め、その実行なき場合は、
対中経済支援の即時停止、中国に対する経済制裁などで抗議する姿勢を示せ。
4、日本政府は中国共産党政権の民族浄化政策に抗議し、同時に独立運動や人権運動を積極的に支持し、また彼らの政治亡命を受け入れよ。私達参加者一同は以上のことを決議し、三民族ならびに、彼らの民族自決権を認める全ての心ある中国国民、そして国際社会と連帯して戦い抜くことをここに誓う。
2008年10月18日 三民族連帯シンポジウム参同者一同