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中国在住のモンゴル人活動家が行方不明。自宅軟禁か?

2011年12月19日掲載

 

 

  

 

  

モンゴル人活動家が刑務所からの釈放後、行方不明になっているニュースです。モンゴル人活動家が中国の刑務所から釈放された後、自宅軟禁状態になっていると思われる。

12月10日に撮られたという写真が匿名で投稿された。モンゴル人活動家ハダとその家族の写真と思われるが、撮影場所は不明である。

ハダと彼の家族の写真を入手した家族によると、ハダは刑務所から釈放された後、自宅軟禁状態にあると思われるが、詳細は不明ということだ。

12月10日、55歳になるハダは内モンゴル自治区赤峰刑務所から釈放されることになっていた。ハダは、内モンゴルの中国からの独立を求める非暴力の活動を行ったとして、「国家分裂扇動罪」で懲役15年の刑を受けていた。

モンゴル人権団体によると、ハダの義理の妹ナラは先週末公安から封筒を受け取った。封筒にはCD-ROMと12月10日の日付が入った写真5枚が入っていた。写真にはハダと妻シンナ、息子のウイルが共に食事をしている姿が映っていたという。

ハダの叔父ハスチュルによると、写真のハダの姿を見ると、写真は最近撮られたのは間違いないという。しかし、撮影場所は不明ということだ。「私は刑務所の役人にハダの所在を尋ねました。しかし、役人からこの件には関わらないようにと言われました。」とハスチュルは言う。「ハダは釈放後、自宅軟禁状態にあるのだと思います。ハダは区都ホフホトに連れて行かれたと聞きました。」

拘束された家族
ハダの釈放前、ハダの妻と息子もまたホフホト当局により拘束され、行方不明となっている。妻シンナの罪は「違法ビジネス」、息子ウイルの罪は「薬物使用」である。ハダの義理の妹ナラによると、ハダの家族が経営する書店は閉鎖され、客は書店に行かないように当局から警告されているという。「写真を見る限り、家族の再会場所は当局が用意したものでしょう。明らかに彼らの家ではありません。」とメンバーは語る。赤峰警察からのコメントはない。

 

国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(本部ロンドン)は15日、中国・内モンゴル自治区の人権活動家ハダ氏(モンゴル族)が行方不明になっているとして、同氏の所在を明らかにするよう中国政府に要求する声明を発表した。ハダ氏は「国家分裂活動」や「スパイ活動」に従事したとして投獄され、15年間も服役。今月10日に刑期を終えて出所したはずだが、行方が分からないという。警察によって、妻子と共にホテルに軟禁されているとの説もある。 


モンゴル人活動家の多くは内モンゴル自治区は南モンゴルであり、モンゴルに属すと主張している。中国政府の統計によると、600万人のモンゴル人が中国で暮らしている。内モンゴルもまた中国の弾圧がひどい地域です。

 
 

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